- 手向け
- たむけ【手向け】(1)神仏, あるいは死者の前に物を供えること。 また, その物。 特に, 道祖神の場合についていうことが多い。
「~の花」
(2)別れを惜しんで人に贈るしるし。 餞別。 はなむけ。「~の杯」「~の言葉」
(3)手向けの神のあるところ。 特に, 山道の登りつめた所である峠をいう。「佐保過ぎて奈良の~に置く幣は/万葉 300」
(4)「手向けの神」の略。「あふさか山にいたりて, ~をいのり/古今(仮名序)」
(5)道中の安全を祈るために神仏に幣(ヌサ)をたてまつること。「舟を漕ぎ出して漕ぎ来る道に~する所あり/土左」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.